カジノディーラーになりたい?カジノディーラーの実態を教えます。

ギャンブルで生活

カジノディーラーを目指す方へ

私が在籍していた2014−2018までの期間ですがカジノディーラーという仕事について伝えられることがあればなと。(うちの会社の現役ディーラーがブログやってるみたいなのでそっちも参考に。)

このブログに行き着く人のほとんどはディーラーになろうと学校に通っている人や、現役のディーラーがメインだと思うので少しでも実際の現場を参考までに。

カジノスクールが伝えるディーラー像と現実

正直にかなりギャップがあるんじゃないかと思います。

ほぼ全てのスクールがディーラーは技術職であると謳っていますがディーラーのスキルは重宝されるようなスキルではありません。やれば誰でもできるようになります。そしてカジノディーラーの仕事をプロフェッショナルな専門職と思っている(そう思わされてる)かもしれませんが実際のところは、サービス業です。日本にはない分野のサービス業であるだけです。カードが素早く捌けるという技術は、レジが早く打てるという技術と技術的価値に大差はありません。レジ打ちができるようになるために学校に通いますか?あまり広告に踊らされないでください。実際に海外のカジノに足を運んでみてこの仕事が本当にやりたいと思ったときにスクールという選択肢を考えてください。

カジノの仕事は銀行業務にサービス業を加えたもので、ある国ではカジノディーラーの社会的地位がとても高いという記事を見かけました。金融業界、カジノ業界両方在籍した私から言わせれば言うまでもなく二つの業界は全く異なります。カジノ業界はギャンブル業界です。日本で言えば、パチンコ業界と同じです。世界中どこへ行っても金融業界とカジノ業界だと職業上の社会的信頼度は異なります。当然、ローンを組める額も変わります。

ディーラーは決して社会的地位が保証された仕事ではありません。現地ディーラーが大量に解雇されたのも目の当たりにしています。ディーラーとして働いていて、「なぜこの仕事を選んだんだい?日本にいい仕事がなかったのか?」と聞かれたこともあります。スクールに大枚はたいて卒業したにも関わらず、仕事が合わず辞めていく人もたくさんいます。私の同期も5年間で半数は退職しました。

カジノ法案を皮切りに将来性のある仕事と各メディアが紹介しているのをよく見かけますが、チャンスである前に仕事の実態をしっかりと把握し、自分に合っているかどうかしっかり吟味してほしいです。(今の会社が嫌だからなんとなく将来性のあるこっちとかじゃなくてね。)

どんな人たちがカジノディーラーになれたのか?

うちの会社でもディーラーは1000人以上在籍していると聞いています。職業につくのに必要な要件(requirement)は中学を卒業していることです。経験者である必要はないです。年齢制限もありません。そして仕事についていけなくて辞めるというケースもほぼないです。しっかり取り組めば、誰でもできるようになる職業です。1年現場で働けば、ベテランディーラーと技術的な差はなくなるでしょう。

うちのディーラーの大半がカジノ学校の卒業生です。私は卒業生ではありません。しかしながら、トレーニングルームでみた卒業生の技術はとても高いというわけではありませんでした。(スクール関係者の方ごめんね。)正確に言うと、何人かの方は明らかに上手なのです。その明らかに上手い人たちはスクール卒業後に本場のカジノで働いていた人たちでした。学校を卒業しただけでは使いものになりません。この本場のカジノで働いている人たちはカジノごとで違うルール(procedure)に沿って臨機応変にディーリングも変えます。ディーリングスピードも圧倒的に違います。カジノディーラーは100人いれば100人ともできる仕事です。しかし学校でチップを触っているだけでは不十分です。現場で嫌というほどディーリングをして初めて一人前になっていく仕事です。

辞めていく人たち、カジノディーラーの離職率が高い理由

カジノディーラーの離職率は私の知る限りでとても高いと思います。海外だからということもあると思いますが、理由は他にもあります。これは会社のトレーニングルーム長から入社するときの面接で受けた質問ですが(私の担当面接官だった)1、ナイトシフトとかあるけど大丈夫か?2、うちのカジノはスモーキングエリアがあるけど大丈夫か?の二つでした。そしてこの二つは見事に離職事由と直結していると思います。大げさですが、ある意味健康を切り売りする仕事のように感じてしまうことすらもあります。

どうやって求人をさがすのか?

これは一概にはなんとも言えません。カジノは正直なところ常にカジノディーラーを募集していると思います。そのぐらい大量採用、大量離職が毎年起きています。また、カジノが採用にあたってどういった経緯でディーラーを採用したいのか?にも注目しましょう。幹部候補を育てたいのか?ただディーラーがほしいのか?ディーラーになるのはそこまで難しくありません。なりたいのであれば、求人サイトの登録も有効ですが、有名カジノのホームページを参考にするといいかもしれません。

会社で評価されるディーラーとは?ディーラーのその先、スーパーバイザーとは?

実は技術はそこまで重要ではありません。もちろん、円滑にゲームを進めるだけの技術は必要です。ただし、それはディーラーとして必要最低限の能力だと思ってください。日本から来た新人ディーラーさんたちは皆さんチップを触るのが好きです。放っておいても触りますし、変な技も勝手に身につけます。みなさん自分のスキルに自信があります。

しかし、評価されるディーラーは腕のいいディーラーではありません。この辺はアミューズメントやスクールで教わることとの違いだと聞いています。カジノ会社で働くディーラーが最も重要視しているのはprocedureです。1にも2にもprocedureが最も重要です。そして、スーパーバイザー達がディーラーを評価するときに最も重要な基準がprocedureに沿ったディーリングを行なっているかどうか?です。腕がいいからvipルームを任されるのではありません。規則に沿ったディーリングができてカスタマーサービスがいい人を優先的にvipルームへ上げる傾向があります。これはおそらくどこのカジノも同じだと思います。

ゲームの監視を行うスーパーバイザーやその上のピットボスはインシデントをとても嫌います。特にvipルームでのインシデントはとてもセンシティブです。自分が彼らの立場になったときにどんなディーラーとチームを組みたいか考えましょう。

読み返してみると、すこし厳しく書きすぎたかもしれません。それでもカジノディーラーを目指したいと思ってださる方がいたら本当に応援したいと思っています。華やかな世界のイメージが強いですが現場はそんなことないです。ただし悪いことばかりではないです。やってみたいと思ったからやってみるでもいいと思います。どんな形であれ、この記事を読んでくれた方とこの業界でお会いできることを楽しみにしています。

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